今回は、野球や水泳(特にフリースタイル、バタフライ)など、肩を頻繁に使う運動をしている方に多い、
「肩峰下(けんぽうか)インピンジメント症候群」の症状、改善法について紹介します。

肩峰下インピンジメント症候群はどんな症状?

  • ・腕を上げると肩が痛い
  • ・肩に引っかかり感がある(動かすと、パキッやポキッといった音が鳴る)
  • ・夜間に肩が痛む
  • ・肩に力が入りにくい

代表的な症状は、上にあげた一つ目の「腕を上げると肩が痛い」という症状です。
特徴的なのは「腕を上げる時は痛いが、上げ切ると痛みが消失する」という方もいます。

ではどうしてその様な症状が出るのでしょうか?

肩の痛みがなぜ起こるのか?

インピンジメント(impingement)とは日本語では「衝突」という意味で、
肩峰下インピンジメント症候群とは、文字通り、肩の中で骨と骨が衝突し、痛みを発症しています。

もう少し詳しく言うと、腕を上げる際、肩甲骨上腕骨がぶつかり、
その際、骨と骨の間に筋肉滑液包(肩の滑りをよくする袋)が挟まり、炎症が起きて痛みが出てしまう状態です。

正常な肩では、この様に骨と骨がぶつかってしまうことはありません。

では、なぜ骨の衝突が起こるのでしょうか?

骨の衝突が起こる原因

骨の衝突が起こる主な原因を簡単に説明すると以下の3つがあげられます。

  • ・筋力の低下
  • ・ねこ背姿勢(胸椎後弯)
  • ・スポーツ活動時のフォームの崩れ

ねこ背姿勢だったり、肩や肩甲骨まわりの筋力が低下していると、腕をあげた際に、肩甲骨が上手く動かなかったり、
肩甲骨のくぼみに上腕骨がうまくはまらなくなります。

その様な、うまくはまっていない状態で、腕を上げると、
骨同士がぶつかり、炎症を引き起こします。

当院での肩峰下インピンジメント症候群に対しての治療法

つなぐ整骨院では、リハビリ骨格矯正に特化しています。

インピンジメントの症状がある方には、骨格矯正でねこ背姿勢の矯正を行ったり、
弱くなった筋肉を強化する等のリハビリを行い、患者様それぞれの原因に合わせたアプローチで、根本的に治療します。

トムソンベッドでの ねこ背矯正のようす

リハビリのようす

また、スポーツ活動時の痛みがある方は
フォームチェックを行い、正しいフォームをトレーニングします。

肩の痛みでお悩みの方、ぜひご相談ください♪