先日、ひざの痛みを訴える患者さんが来院されました。
「整形外科でリハビリに通っているが、なかなか良くならない」という事で、当院に来院されました。

痛みのある箇所や、歩行、痛みの出る動作を確認したところ、「膝蓋靭帯炎(ジャンパー膝、膝蓋腱炎)」であることがわかりました。

膝蓋靱帯炎とは

膝蓋靱帯炎とは、ひざにある膝蓋靱帯というところで炎症が起き、痛みを生じる病態です。

スポーツ選手等に多く、特にジャンプを伴う競技選手に多い為、「ジャンパー膝」ともいわれます。

痛みの出る箇所は下図の様に、ひざのお皿の上下、お皿下のスネの骨の部分に痛みが生じます。

膝蓋靱帯炎の原因で考えられるのは、歩行やランニング等でのオーバーユース(使い過ぎ)や、足首、ひざ等のねじれが考えられます。

この患者さんは、歩行や姿勢をみたところ、O脚、ひざのねじれ、足部アーチ(土踏まず)の低下などがみられ、それが膝蓋靱帯炎の原因となっている様子でした。


ひざに “ねじれ” があると、膝蓋靱帯もねじれ、ストレスがかかり、痛みを生じてしまいます。

様々なアプローチでひざの痛みを改善

痛い箇所にはまず、コンビネーション治療で痛みをやわらげながら状態を整えます。


次に、テーピングやインソールで、かかる負担をやわらげ、痛みの出にくい姿勢・動作に矯正していきます。

さらに、弱くなった筋力をリハビリ・トレーニングメニューを用いて強化し、一時の矯正や対症療法に頼らない根本的な改善へ導きます。

なかなか治らないヒザの痛みでお悩みの方、ぜひ一度ご相談ください♪